コロナウイルスに全く対処できない『スパコン』の無能さ

世界の中心で『京』を叫ぶ

 

 皆さんは覚えておられるだろうか。

驚異的な演算速度を誇るスパコンの存在を。

アメリカはもちろん日本にも『京』の後継機である『富岳』などという御大層な名前を与えられたスパコンが存在する。

そして、かの中国も多くのスパコンを所有しており、ランキング上位に食い込んでいる。

どこの国のスパコンが一番早いかを競う毎日であるようだが、誰しもが「一体、何に使うの?」という疑問にぶつかるはずである。

スパコンの『京』が話題になったとき、私も真っ先にそう思った。

テレビや理化学研究所のホームページがそれに答えて言うには、資源探索、気象予想、防災、宇宙の謎の解明などなど、まことに結構な話である。

しかし、同時に列挙されていた例の中には、はっきりと薬の設計も挙がっている。

薬の設計・・・。

今現在、世界中に蔓延している、コロナウイルス

一向に治療薬が見つからない。

スパコンスパコンと派手に宣伝した割には、中国にしろ、日本にしろ、死者まで出ているのに、何の役にも立っていない。

いくら、高い演算速度を誇ってみたところで、突如出てきた、ウイルスにすら何の打つ手もない。

計算ができるだけでいいのなら、そろばんをしたり、公文式で勉強した方がよいのではないだろうか?

それとも、現在、自慢の演算能力で、計算中だろうか。

ずいぶん時間がかかるものだ。

 

今週のお題「うるう年」

 

今日の一句

 

ウイルスに

対処もできず

うるう年